スポーツ連盟は競技の発展や選手をサポートする組織で、メジャーなスポーツであれば日本にも存在します。
日本を代表するスポーツ連盟には、日本陸上競技連盟や日本水泳連盟に日本サッカー協会と、日本スキー連盟や日本テニス協会などが挙げられます。
いずれも公益社団法人で、誕生から現在に至るまでの歴史が長く、東京に拠点を置いているのが特徴です。
勿論、国民的なスポーツの野球には軟式の連盟も存在しますし、いうまでもなく国技の相撲の連盟もあります。
水泳や氷上の競技は競技ごとに組織がそれぞれあって、独自の活動や競技の発展に取り組んでいます。
日本のスポーツ連盟にとっては、1911年に創設された大日本体育協会にルーツを持つ、公益財団法人日本スポーツ協会が統括組織です。
日本人で始めての国際オリンピック委員会の委員、嘉納治五郎さんがオリンピック参加に向けて作り上げた組織です。
つまり、元々は各競技の日本人選手をオリンピックに出場させる、その目的によって作られました。
この日本スポーツ協会に加盟する各連盟もまた、オリンピックを目標に掲げて活動しています。
日本スポーツ協会の加盟団体はプロの連盟だけでなく、都道府県の体育協会やスポーツ協会も含まれます。
また、関連団体として日本障がい者スポーツ協会、中学校体育連盟や全国高等学校体育連盟など、アマチュアスポーツを担う団体も多数加入中です。
一般社団法人のワールドスケートジャパンや、公益社団法人日本アメリカンフットボール協会、一般社団法人日本フライングディスク協会は準加盟団体です。
日本アマチュアボートレース連盟、日本アマチュアポケットビリヤード連盟といった、明らかにアマチュアスポーツの団体は非加盟となっています。
これらは任意団体ですし、アマチュアスポーツの普及や発展を目的としているので、プロ志向の強い日本スポーツ協会とは方向性が異なります。
アマチュアスポーツの団体といえば、モデルRCヘリコプター協会や日本レーシングサイドカー協会、日本ヨーヨー連盟といったものがあります。
オリンピック競技になる可能性は低いですが、しかし全国に愛好家がそれなりにいて、文化を築いたり魅力を伝えようと活動しているのは確かです。
マイナーだからこそ火種を絶やさないように団体を作り、一致団結して活動しているわけです。
中にはスポーツといって良いか微妙な競技もありますが、アマチュアスポーツがあるからこそ競技人口が保てたり、時にプロスポーツの下支えになっているのも事実です。