サッカーは世界でもトップクラスの人気を誇るスポーツで、ワールドカップには数えきれないほどの国が予選に参加しています。見るだけでなく実際にプレーする人も年々増加傾向にあるため、プロでなくてもアマチュアの大会が多く開催されるなどアマチュアスポーツの代表とも言われているのです。幼少期に始める人が多いのですが、ある程度の年齢を重ねてから始める人も少なくありません。
ゼロの場合は、まずシューズやすね当て、ストッキングなど必要な用具を揃えることから始まります。小学生など体が完成していない年齢のカテゴリーでは、シューズではなく普通の運動靴で指導をするところもあります。準備ができたならば、最初はボールをしっかりと蹴ることから学びます。リフティングから指導をするスクールもありますが、ボールを正確に蹴ることができないとそもそも試合になりませんので重要な項目です。
その後はパスの練習やシュート練習など、より実践的な練習が行われます。相手と1対1の場面を想定し、所属するメンバーが交代でプレーします。パスの精度が上がってきたと判断されると、今度は1対1ではなくメンバーで四角形を作り動きながらパスを交換する段階に進むのですが、この練習はさらに精度を磨くことだけが目的ではなくチームワークの向上という意味も含まれているのです。
サッカーではセットプレーも重要です。特にコーナーキックでは高身長の選手がいると得点源になり得ることから、時間をかけてポジショニングの確認やヘディングの練習が行われます。フリーキックはチームで学ぶのも大事ですが、どちらかというとキッカーやゴールキーパーが個人的に練習するものです。ただし、フリーキックからパスやドリブルで相手守備陣を崩すパターンが多いのであれば選手全員でしっかりと意思疎通を行うことが大切です。この段階までくると、いよいよ実戦形式の練習に重点が置かれます。監督は実戦形式で個々の選手の実力がどれくらいなのかを判断することが多いため、その他の練習に比べて選手達はより気合いを入れるとも言われています。
ゼロから始める場合、どうしてもボールを上手くコントロールできず苛立ちを感じそこで辞めてしまう人も多いですが、根気強く練習を続けていけば足元を見ずに見方や相手がどこに位置しているのかを見渡しながらのプレーが可能になります。初めから上手な人はいませんので、とにかくサッカーを楽しむことが大切なのです。