日本を代表するバスケ選手である渡辺雄太が、米プロバスケットボールのNBAで転機を迎えることになりました。同リーグに所属しているNBA ネッツが、彼との契約を発表したからです。フリーエージェントの期間中は、日米のバスケファンの間でいろいろな噂が飛び交っていました。去就が確定的になるまで、獲得に乗り出すチームの名前がいろいろと挙がっていたのです。
なお、彼がNBAでデビューしたのは2018年です。日本人としては2人目ですが、開幕を本契約でスタートするまでに時間がかかりました。そのため、苦労人としても知られており、初めて40試合近く出場したシーズンは高く評価されています。1試合の出場時間は平均して12分ほどですが、得点率は4点以上を誇っており悪くありません。リバウドも2本以上決めているなど、身体能力の高さは折り紙付きです。さまざまな局面で試合をこなしており、すでにプレーオフも経験しています。したがって、日本人でありながらNBAプレーヤーの基礎は完成しているのです。
よって、強豪であるネッツが獲得したことに意外性はありません。それだけの価値がすでに認められており、今後の活躍がますます期待されています。これまでの年俸はすでに2億近いですが、まだ上がる余地は十分にあるでしょう。ネッツとの契約内容が明らかになるにつれ、アメリカにおける彼への期待度の大きさが分かります。また、ネッツには過去に優勝を経験している有力なプレイヤーも在籍しています。彼らとの相乗効果は、NBAファンなら誰もが気になるポイントです。日本代表としても実績も十分であり、日本のNBA人気を高める役割も果たせます。
プレースタイルの特徴は、戦略の組み立てがとても上手なことです。オフェンスだけでなく、ディフェンスにおいても確固たる理念のもとで動いています。ボール運びからシュートまで、自分が何をすべきか熟知しており、さまざまなポジションをこなせる点も大きな魅力です。センターで大黒柱になることも多い一方、シューティングガードとして得点を重ねる試合もあります。いわゆるオールラウンダーであり、どこを任されても想定以上の活躍を見せてくれます。テクニックに注目が集まりがちですが、それを一試合ずっと維持する体力も素晴らしいです。スタミナが驚くほど豊富であり、瞬間移動と表現されるほど盛んに移動します。オフェンスの最前線にいたかと思えば、自陣のゴール下でブロックショットを決めることもあります。